こんにちは!ルカススタッフのSumie☆です。
この頃は日暮れが早くなり、夜が長くなりました。
みなさんは毎日どんな夜を過ごしていますか?
持ち帰り仕事をしている人…読書や長風呂、撮りためたドラマを楽しんでいる!という方もいるかもしれませんね。
一日の終りは、好きなことをして楽しむのも休息の1つ。誰にも邪魔されない時間は、唯一本来の自分に戻れる時間でもあります。
今回は皆さんに、素敵なキャンドルナイトの過ごし方をご紹介したいと思います。といっても、ただ電気を消してキャンドルの灯りに癒やされるのではありません。
小さな炎に瞑想する「キャンドル瞑想」で、みなさんの第三の目を開眼してみませんか。
瞑想の効果
過去のコラムでもご紹介していますが、改めて瞑想の基本的な効果は以下の通りです。
・脳波が安定する
・心の平穏
・セルフアウェアネス(自己の気づき)が向上する
・グラウンディングできる(地に足がつく)
・高次レベルの意識に到達する
・不安やストレスの軽減 など
他人のことや過去、未来、変えられないことに囚われ「自分のこと」「今ここ」に集中できずにいる時、私たちのエネルギーは外に浪費され、消耗します。
日中、お仕事や子育てに忙しい方は、自分以外の人や物事に真剣になっていることがほとんどでしょう。
その時、私たちの内なる世界や創造力は閉ざされており、まるで他人の人生を生きているような感覚に陥ります。
そんな時、瞑想は私たちの意識を今ここに戻し、内なる力、創造力を発揮できるよう後押ししてくれます。
また、瞑想によって心の平穏を得ることは外の世界の平穏にもつながります。
「あるがままの自分を生きたい」と願う人に、その扉を開くのが瞑想です。
目を開いて行う「トラタク瞑想」
瞑想というと、多くの人は目を瞑る方法をイメージするでしょう。
しかしそれだけではありません。
今回ご紹介するキャンドル瞑想は、目を開けて行うのが特徴。
この方法を「トラタク瞑想」といいます。
「トラタク」(トラタッカ、トラタカともいう)とはサンスクリット語で”凝視”を意味します。
目を開けたまま瞑想しますから、目を閉じると眠ってしまう方や、集中しにくいという方には大変やりやすい方法です。
見る対象物としては、キャンドルの他に模様、画像、点、植物が一般的です。
トラタク瞑想の効果
私たちの目は外の世界を内に取り込み、内に秘めたものを呼び起こす作用を持っています。
空を見て気分が晴れたり、雄大な自然を見て癒されるのは、その世界を内に取り込み、もともとあった内なる自然が目を覚ますからです。
しかし、多忙で込み入った空間にいる時、私たちはその自然が内にあることをつい忘れてしまいがち。
どこか遠くに出かけたい…など、今ここにない世界に惹かれる時は内なる世界の浄化が必要かもしれません。
そんな時、キャンドルの炎を見つめることで以下のような効果が期待できます。
・マインドの浄化
・第三の目の活性化
・集中力、記憶力の向上
・ビジュアライズの力を高める
・直感が働きやすくなる
・睡眠の質が上がる
目の浄化というとあまり聞き慣れませんが、目とマインドはつながっています。
世界を汚れた目で見るのは、汚れた意識で世界を認識するようなもの。
澄んだ目で見れば、澄んだマインドで世界を眺めることができます。
世界はそもそも、善も悪もなく、美も醜もありません。
全ては見る人の意識次第でどちらにも転ぶのです。
目を通じてマインドをピュアにしておけば、世界をよりポジティブに、可能性に満ちたものとして受け入れることができるでしょう。
ストレスや疲れ、不安で世界が暗く見える時は炎の灯りでマインドを浄化してみてください。
キャンドル瞑想の方法
?キャンドルを用意します。
?室内は暗くし、ブランケットなど体を冷やさない準備をします。
?床か椅子に座り、自分から60cmほど離れた位置にキャンドルを置きます。
?火をつけます。(火事にならないよう注意しましょう)
?背筋を伸ばして座り、目は半開き。斜め下を見つめるようにキャンドルの火を見つめます。静止している炎の中心部を見るようにします。
?途中、瞬きがしたくなってもなるべくしないようにします。どうしてもという時は意識をそがないよう、ゆっくり瞬きします。
?5分から30分程度続けたら、最後に目を瞑ってシャバーサナをします。
?終わったらゆっくり起き上がり、日常に戻ります。
キャンドル瞑想するときのポイント
初めて行う場合、目が痒くなったり、溜まっていた目のゴミで痛みを感じて涙が滲むかもしれません。
集中を切らさないためにも、なるべく触らずそのままにしておきましょう。慣れると収まってきます。
また、見続ける内に炎のゆらめきが大きく感じられ、背景が消えたように感じるかもしれません。
呼吸に合わせ、炎の光を同時に取り込むようなイメージをします。
終わった後は自分の体、心、マインドの変化を味わいましょう。
続ける内に、集中力が高まった、他人を意識することが減った、なりたいイメージが浮かんだ‥など。気づきが増えていくはずです。
瞑想の記録をつければ、日々の変化をよりよく実感できるようになりますよ。
まとめ
自分の目はいつも何を見ているか‥。
意識的に見ているか‥無意識か。
そんなことを考えることはあまり無いかもしれませんが、見るものも見ないものも、気づけば癖づいた習慣にとらわれていることは少なくありません。
なんとなく見てきた景色の中に気づきを得るためにも、マインドはいつも穏やかでありたいものです。
ライター:Sumie☆
スワルメディテーション インターミディエイト修了
Instagram:@mana.by.sumie